未分野の担当者になってキーワードの洗い出し方がわからないと悩んでいませんか?Googleキーワードプランナーで抽出するにせよ、ラッコキーワードで抽出するにせよ、もととなるキーワードを知っていないと抽出にかけられないので作業が行えません。そう、キーワードの抽出は、どういう養素があるのか知っていることが前提になっているのです。どういうキーワードが求められているのかわからないとSEO対策は行えないです。今回は、未分野のキーワードの洗い出し方やおすすめツールの紹介をします。
キーワードの洗い出し方。キーワードの選定方法。キーワードを選定する時に必要なこと。キーワード選定の例。
キーワードがわからない
どうしよう。どのキーワードを選べばいいかわからない!
どうしたの?キーワードの選定がわからないの?
ううん。キーワードプランナーでキーワードを選定することはできるの。自分のブログでもそうやってきたし。でも、今度担当するのはまったく知らない分野なんだ!
ライティングをおこなうとき、しばしばこのようなことが起こります。クラウドソーシングで受注したり、会社の新しい事業のために新規でメディアを作ったときは、必ずしも自分の得意分野であるとは限りません。自分でサイトを作ったときは、自分の詳しい分野を選ぶのが普通です。ですので、ある程度、どのキーワードが必要なのかはわかると思います。
ですが、自分が詳しくない分野の場合は、なかなか思いつきません。とくに、本で少し読んだことがある、趣味で少しやったことがあるような分野は、根本的な理解が進んでいないことがあるので、我流になってしまいがち。自分自身でも、これが本当に正しい方法だと断言できない人もいると思います。ふわふわした状態で記事を書いていけばかならず読んでいる人に伝わります。
ですので、担当者になったのならば、その分野をマスターする意気込みを持つ必要があります。このことに関しては、アフィリエイトの基本のき記事に書いています。
また、抽出方法がわからない方はこちらの記事をどうぞ。
まず何から手を付ければいいのかわからない、という方は、これから話すことを実践してみてください。
キーワードの洗い出し方
①競合サイトからキーワードを探す
どれだけ未分野でも、中心となる養素はわかりますよね。レンタルサイクルの担当になれば、レンタルサイクルのことを、カフェサイトの担当になればカフェのことを。と、中心養素は把握できるはず。もしも、どうしてもわからない場合は担当する会社に聞いてみてください。
中心の養素で、検索をかけてサイトを確認してみましょう。
その分野でトップの位置にいるサイトからは有益な情報を得ることができます。コラムやカテゴリーから、どういう記事を書いているかを確認してみてください。10サイトも精査すれば、傾向を理解できるようになります。
他には、その分野で有名な企業のサイトを検索して見るのも大切です。なかにはSEO対策されていないサイトもあるからです。SEO対策はされていないものの、とても有益な情報を書いていることがあります。
②専門書や専門家からキーワードを見つける
一番おすすめなのは、評価の高い本を読むことです。インターネットは顔が見えないといわれるように、書いている人の詳細なプロフィールを確認できないことは少なくありません。また、自称の可能性もなきにしもあらず。著書は、一般的には自分の経歴や身元を明かします。このため、載せる情報は根拠のしっかりしたものが中心。さらに、ブログと違って、最近の本にはレビュー機能がついています。そのため、不正確な情報を出せば不評につながり購買されません。ですので、わたしはレビューの高い著書を読むことをおすすめしています。とくにマニュアルのように網羅性の高い本は記事の抜けを防いでくれるのでおすすめです。
本当に質のいい記事を書きたいならば専門家の意見は欠かせません。もっとも理想なのは専門家にインタビューして執筆することです。しかし、予算が必要なことやスケジューリングの問題などからなかなか現実的ではありません。ですので、専門家の著書から情報を取るようにしましょう。
⑦知恵袋やSNSからキーワードを探す
知恵袋やSNSからはターゲットが求めていることを知ることができます。また、どのようなターゲットがいるのかをある程度知ることができます。とくにSNSでのつぶやきはターゲットの本音が書いてあることが多いので細かなニーズを満たすことができます。
④検索意図からキーワードを導き出す
インターネットで検索してキーワードを調べていくと、ターゲットがなにを求めて検索しているのか理解できるようになります。サジェストキーワードや、Googleトレンドの関連キーワード、ほかのひとはこちらも質問、などからターゲットが考えていることを推測しましょう。また、記事をすでに公開している場合は、GoogleAnalyticsやGoogle Search Consoleで過去のデータから検索クエリを読み解いて検索意図を導き出すこともできます。これも代表的なSEOの手法です。
⑤キーワードツールから最適なキーワードを選ぶ
キーワードツールは代表的なキーワード選定のツールです。Googleキーワードプランナーやラッコキーワードなどの無料ツールで十分いい結果を得ることができます。集めたデータは一括でCSV(Excel)に保存できるのも優れている点でしょう。キーワードツールを使うと、サジェストキーワードだけではなく月間の推定ボリュームや競合率も調べることができます。Googleキーワードプランナーの場合は広告出稿した場合の費用もわかるため、キーワードツールはキーワードの選定には欠かせません。競合サイトの強さや狙いたいキーワードを調べて最終決定を行いましょう。
キーワード選定の実際の例
どのキーワードを出せばいいのかわからない場合を想定してキーワードの選定の一例をご紹介します。
まずは、ロジックツリー法を用いて軸キーワードを決めます。その後、ラッコキーワードを活用してキーワードの詳細を調べてみましょう。
ラッコキーワードでは、サジェストキーワードのほかに、どんなサイトが上位にあるのかを調べることができます。上位化されているサイトは、ユーザーニーズがあるということですから、読み込んでいけば検索意図がわかるようになります。たとえば、SEOライティングで検索すると、SEOライティングの意味や方法が書かれた記事がヒットします。SEOライティングを検索する人は、ノウハウを知りたい人が多いということですね。
読み込んだ記事のなかに頻出して出てくる用語が見つかると思います。頻出語句は、その用語と関わりがあるものがほとんどです。このような気になる用語もメモしておきます。また、ユーザーが欲しがっている情報もメモします。これを再びラッコキーワードで調べて、というのを繰り返していけば、その分野で求められている情報が手に入ります。地道な作業ですが大切なことなので怠らないようにしましょう。
SEOライティングは、書きたいことを書けばいい文章とは違い、ユーザーが求めている情報(よく検索されている情報)を書く必要があります。ですので、正確な検索意図を把握することが上位化に欠かせないのです。
その中で、コンセプトや目的と照らし合わせて狙いたいキーワードを決めていきましょう。
キーワードの洗い出し方にはいくつか方法があります。これから1つずつ紹介しますが、キーワードは一度洗って終わりではなく、他の手法で洗ったあとに再び同じ手法を使ってキーワードの深堀りをすると精度が良くなります。たとえば、最初の方は重要だと考えていたキーワードが、ほかの手法で調べてみたらそこまで重要なものではないと気がつく場合があります。ですので、1つの手法だけではなく複数の手法で調べ、キーワードの全容が見えたあとに再び同じ手法で調べてみることをオススメします。
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