よく膨らむシュークリームのレシピを写真付きで紹介します。この生地を使って、スワンシューやエクレア、クッキーシューなど、色々なアレンジのシュークリームを作ることができますよ。シュークリームって難しいお菓子ですよね。ですので、必要な道具から、一工程ごとに詳しいコツを解説したレシピを作成してみました。シュークリームがうまく作れないという人、ぜひこのレシピを参考にして作ってみてください。
シュークリームのレシピ
高さ5㎝、直径7㎝のシュークリーム20個分
使う道具
鉄板2枚
ボウル3個
鍋1個
ボウル2個
絞り袋
口金
メジャーカップ2個
深めのお皿1個
濾し器2個
泡だて器1個
ゴムベラ1個
スプーン1個
書き出してみるとたくさんありますが、この中で絶対に必要なのは3個のボウルです。一番大きなボウルは最後のデセシュした生地を混ぜるために使い、残りの二つは、1つが溶き卵用、もう1つが小麦粉用です。左にあるボウル2個は、濾すときに使います。なので、必ずしも必要ではありません。
パータ・シューの材料
水30㏄
牛乳170㏄
塩3g
砂糖4g
バター100g
薄力粉120g
全卵230g
下準備
卵をボウルに割り、ときほぐす(殻のままでは温度が変わりにくいので一番先に準備します)。
小麦粉をふるっておく。
水や牛乳を測り、常温に戻しておく。
バターを指がすっと入るくらいの硬さになるまで常温に戻しておく。
オーブンを200℃に予熱しておく。
鉄板の裏側にバターを薄く塗り、打ち粉をしておく。必要であればセルクルなどを押し当ててマークをしておく。
詳しい下準備のやり方
卵は1つ1つあたり容量が違うので、まずは二番目に大きなボウルの下にメジャーを置きながら卵を割っていきます。230g以上になったら割り入れるのをやめます。大体5~6個あれば足りると思います。十分にときほぐしたあと、半透明のボウルに濾し器をセットし卵液を一度通します。メジャーの上に再び元のボウルをおき、230gになるよう濾した卵液を注いでいきます。大体こすと1個当たり5g減ります。
薄力粉は濾すときに辺りに飛び散りやすいので私はスプーンを使って濾すのをおすすめしています。(スポンジなど、ふわっとした粉にしたいときはスプーンは使ってはダメです)1つあったスプーンはそのためです。濾さないと、小麦粉のだまができてしまいます。
絞り袋を口金にセットします。深めの容器に絞り袋をセットし、口金を中に入れます。
常温に戻したバターを角切りにしておきます。溶けやすくするためなので大きさは揃えなくても大丈夫です。
パータ・シューの作り方
1、鍋に、水と牛乳、塩と砂糖を入れてゴムベラで混ぜる。細かく切ったバターをくわえ、中火にかける。
2、バターがしっかりと溶けるまで沸かす。水分が蒸発しないように手早く行う。また、できるだけ混ぜないで溶かすようにする。全体が膨れ上がるように沸騰してきたら火を消す。(画像のようになるまでしっかりと沸かします)
3、粉を加えてすぐに混ぜる。粉っぽさがなくなったら、再び鍋をコンロに置き火をかける。
4、中火にかけながら絶えずゴムベラで混ぜる。生地を縦に切り、切った生地を鍋底ゴムベラでを押し付けるようにしたあと、すぐに生地を返すように混ぜれば、中心まで火がすばやく通り無駄がなく混ぜられる。
5、中心温度が80℃になったらやめてボウルに生地を移す。
6、溶き卵を半分一度に加えて、すぐに混ぜ合わせる。綺麗に混ざったら、残りの卵を少しずつくわえ、ゴムベラで持ち上げたときに逆三角形の形にゆっくり流れ落ちるくらいになるまで調整する。
6、口金のついた絞り袋に生地を入れて、直径3㎝になるように均等感覚で鉄板に絞る。
7、絞ったらすぐに霧吹きで水を全体にかける。鉄板の溝にも霧吹きをかけ水がたまるようにするとさらに安心。
8、といた卵黄をはけで塗って形を丸くなるように整える。
9、200℃のオーブンで30分焼く。焼き色がついたら170℃に下げ10分焼く。焦げそうならアルミホイルをのせる。
完成
カスタードクリームは前日に作っておくのがおすすめです。前日に作っておくと、適度なコシと一体感が生まれます。オーボンヴュータンでもカスタードクリームは前日に作っておくと聞きます。寝かせたカスタードクリームは塊になっているので、使う前に泡だて器でほぐして使います。私は片栗粉(コーンスターチ)を入れないのでダマになることはほとんどないのですが、もしも片栗粉を入れる場合はだまになっていることがあるので濾すとなめらかになっていいです。
クリームの入れ方
クリームは、後ろに穴をあけ、そこから中に入れていくパターンと、上部を切り取ってクリームを挟む2パターンがあります。どっちがいいかは好みによりますが、持ち運びのしやすさを重視するなら前者を、果物を中に入れたいときは上部を切り取るほうを選ぶといいでしょう。